ずぼら主婦チャンコイのワンオペ育児奮闘記

育児のあれこれなんだかんだ

乳糖不耐症になった時の話

どうも、チャンコイです。

 

福太郎が4ヶ月の頃、乳糖不耐症という病気になってしまいました。その1週間くらい前から鼻水が出ていたので、軽い風邪からの延長で罹ったようです。今回はその時の話をしたいと思います。

 

乳糖不耐症とは…?

消化酵素の「ラクターゼ」の活性が低下してしまうことで、乳糖(ラクトース)を摂取すると消化吸収できずに下痢などを引き起こします。先天性と二次性のものがありますが、福太郎の場合は上記の通り風邪が発端となった二次性でした。

 

※ここから発症時のこと、どんな症状だったか、治るまでの経緯などを書きますので、お食事中の方は後ほどご覧下さい。

 

………………

 

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生後3ヶ月を過ぎたあたりから便秘マンだった福太郎。2、3日に1回だった便の回数が急に増えたと思ったら、突然ツンと鼻をつくような酸っぱいにおいの水様便に。その後もミルクや母乳を飲む度にお腹がゴロゴロ、ギュルギュルと鳴って毎回下していました。

 

熱もなく食欲もありめちゃくちゃ元気だったのですが、便の状態と回数が異常だったのでかかりつけの小児科へ。

 

その時は赤ちゃんが下痢をするのはよくある事なので、と言われ整腸剤が1週間分出されました。

 

これで良くなるかな、とホッとしたのも束の間。整腸剤を飲んでも良くなるどころか下痢の回数が増えていき、昼夜問わずおむつ替え。おむつかぶれでおしりが真っ赤になり、お風呂でも痛いのか泣き出してしまい本当に可哀想でした。

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↑私は「ぴよログ」というアプリで育児の記録をつけているのですが、茶色がUNCHIです(なぜローマ字?)左の1ヶ月前と比べると右側の回数がえげつないですよね…

 

さすがにただの下痢では無いと思い、再度受診したところで乳糖不耐症と診断されました。

 

母乳にもミルクにも乳糖は含まれています。しかしまだ4ヶ月の福太郎はそれ以外で栄養を摂ることができません。ではどうするのか?

 

①乳糖が含まれていないミルクを飲ませる

②乳糖を分解できる薬を処方してもらう

この2つの方法で治療しました。

 

①に関しては、ドラッグストアや赤ちゃん用品店、ネットでも購入可能です。私が試したのは森永乳業の「ノンラクト」です。注意書きで『使用の際は医者に相談を』とあるので、かかりつけ医に相談し許可が出たので購入してみました。

 

普段使っている粉ミルクと違い、鉄っぽいような独特の香りがしました。味に敏感な赤ちゃんだと飲んでくれない場合もあるそうですが、私から食いしん坊精神を受け継いだ福太郎はグビグビ飲んでくれました。

 

②の薬は乳糖分解酵素剤「ガランターゼ」を処方してもらいました(なんか強そうな名前)。母乳メインの混合だったのですが、薬を飲ませてから授乳すれば乳糖が分解されるので大丈夫とのこと。

 

①と②の合わせ技で治療したのですが、圧倒的に効果を感じたのはやはり①。「ノンラクト」の名の通り乳糖が入ってないので、お腹の調子が全く違いました。飲んでもゴロゴロ鳴らない!そして久しぶりに水っぽくないUNCHIとご対面…!においも炊き立てご飯の香り。感動しました。森永様ありがとう…!!

 

②に関しては、私の薬の飲ませ方が悪かったのかやや下し気味でした。ガランターゼをお湯に溶かして飲ませたのですが、50度以上の温度だと効果が弱まってしまうので加減が大変でした。

 

そこで、治療の間はミルク(ノンラクト)メインに切り替えた所、症状がみるみる改善されておよそ2週間で元どおりになりました。その後は徐々に普通のミルクに切り替えていき、下痢がすっかり治まったところでまた便秘マンにもどりました。極端なのね…。

 

治療方法と併せてお伝えしたいのが、おむつ替えのこと。頻繁におむつを替えても、赤ちゃんの肌は敏感なので下痢に負けてかぶれてしまいます。そこでおしりふきを使うとヤスリがけ状態になり、かぶれがますます悪化してしまいます。

 

【おすすめの方法】

①霧吹きやソースボトルでウォシュレットする

②おしりふきでやさしく「押し拭き」する

③水分をティッシュオフする

④ワセリンを塗る

 

洗面器や洗面台などで座浴するのも良いですが、毎回するのはかなりハードなので…なるべくこすらないようにする為に、ぜひ①の方法で汚れを流して下さいね!

 

「押し拭き」も大事なポイントです。しっかり汚れを拭き取りたい気持ちは分かりますが、度重なる下痢で弱ったお肌をゴシゴシ擦るのは禁物です。①の水圧で汚れは簡単に落ちるので、優しく押して拭き上げるようにしましょう。

 

また、④のワセリンを塗ることで皮膚が守られ、汚れも付きにくくなります。①〜④を毎回行なった結果、おむつかぶれが数日で元通りになりました。

※福太郎はかぶれが軽度だったのでワセリンで十分でしたが、重度の場合は塗り薬を処方してもらった方が良いので病院で相談してみて下さいね。

 

二次性の乳糖不耐症はいつか必ず良くなるので、もし今お子さんが罹っていて不安な方もご安心を。普段のお世話に加えて、一日中おむつ替えしてお肌のケアもして、って大変ですよね…。私も当時は本当に治るのかと毎日気が気でなかったのですが、福太郎は今や離乳食をもりもり食べて元気に遊び回り、家中を引っかきまわしておもちゃを投げて私に乗り上げてガブガブ噛み付いてますいてててて。

 

病院に行くのをためらいがちな昨今ですが、もし症状が似ていてお腹の調子が改善しない場合は、早めにかかりつけ医で診てもらうのが良いと思います。

 

長くなりましたが、もしご質問などありましたらわかる範囲でお答えしますのでコメントでお気軽にどうぞ。

 

それではまた。